LPCAMMメモリという言葉を耳にしたことがありますか?耳にしたことはあっても、どのようなものかよく知りませんか?この記事では新しいこの技術のすべて、またその有用性を解説します。

引き続き高い人気を誇っているノートパソコンのですが、その主な難点に、バッテリー駆動時間の短さ、帯域幅の狭さ、速度の遅さ、アップグレードできないといった問題があります。ここに、コンテンツ制作や人工知能(AI)に対応できるだけの高性能装備を調えるという新しいトレンドが加わり、持ち運びやすさや洗練された薄型の筐体と優れたパフォーマンスの両立を求めるノートパソコンユーザーからは、メモリ帯域幅の向上を求める声が高まっています。

LPCAMM2はノートパソコンメモリの最新版です。マザーボードに半田付けしない画期的なメモリモジュールで、最近のノートパソコンはほとんどが半田付けをしない形になっています。そのため、メモリのアップグレードがしやすく、新しいデバイスを購入しなくても帯域幅を広げられます。マイクロンは、この高速で電力効率に優れ、サステナブルなメモリソリューションの革新で業界をけん引し、さまざま面でユーザーエクスペリエンスを向上させています。

LPCAMM2の持つ意味

LPCAMMとは、Low Power Compression Attached Memory Module(低消費電力圧縮接続メモリモジュール)の頭字語で、2024年にノートパソコンやその他の小型デバイス用に設計された新世代のメモリです。その第2世代で、ノートパソコン用メモリに革命をもたらすとされているLPCAMM2は、さらに高速化、省電力化、省スペース化が進んでいますが、ここで最も重要なのは交換可能な設計となったことでしょう。ユーザーによるアップグレードが不可能な半田付けメモリモジュールの時代からの大きな前進です。LPCAMM2は、JEDEC標準規格に準拠しており、デュアルチャネルのLPDDR5/XとDDR5メモリを薄型の交換可能な回路基板にパッケージしています。アップグレードや修理が可能なので、サステナビリティにも大きく貢献します。

CES 2024でマイクロンはLPCAMM2の32GB版と64GB版を発表しました。

LPCAMMの登場は、ノートパソコンにおける半田付けメモリ部品からの脱却という、テクノロジー業界における極めて重要な転換を象徴しています。ユーザーが自由にアップグレードできるようになったという意味でも大きな前進です。LPCAMMに対応しているノートパソコンであれば、ユーザーはデバイスのメモリをアップグレードでき、固定されたRAM構成というこれまでの縛りがなくなって世界が一変します。この革新的なアプローチにより、進化するニーズにノートパソコンを対応させられるだけでなく、デバイスの利用年数を延ばして性能を向上させることができます。カスタマイズ可能で長きにわたり使うことのできるコンピューティングの新時代の到来です。

LPCAMMと、LPDDR DRAMと、SODIMMの違い

LPCAMMはスペースの効率性と優れた汎用性を兼ね備えているという点で、SODIMMやLPDDRモジュールよりも抜きん出ています。LPDDRモジュールはコンパクトな設計で有名ですが、残念ながらノートパソコンのマザーボードに半田付けされるため、汎用性が限られるという欠点があります。これとは対照的にSODIMMは着脱ができるものの、性能に限界があることが多く、十分なアップグレードが行われていない30年前の技術です。LPCAMMは取付スペースの効率性と着脱の柔軟性の両方があり、このギャップを埋めることができます。コンパクトであり、マザーボード上の取付面積を約60%削減し1、内部のスペースを最適化できます。また、電力効率でも素晴らしい進歩を遂げており、消費電力を約70%削減できます。つまり、着脱が可能でかつ性能にも優れているLPCAMMはメモリ界に革新をもたらし、ダイナミックで効率的なコンピューティング体験を求めるユーザーにとっての理想的なソリューションとなるのです。

アップグレードの権利

Crucialは業界の技術進歩の度に完全に新しいデバイスを購入する必要のない、メモリなどのコンポーネントを含めてノートパソコンをアップグレードできる基本的権利を強く提唱しています。Crucialは時代に合わせて個人が自分のノートパソコンの性能と能力を向上できる自由を持つべきだと考えています。この権利によって、ユーザーがニーズの変化に応じてデバイスをカスタマイズできるようになるだけでなく、電子廃棄物を最小限に抑えることでサステナビリティにも貢献できます。アップグレードすることで個人が既存のノートパソコンの寿命を延ばすことができます。このことは、技術消費に対するより環境に配慮したアプローチを促進するというCrucialの約束にも沿っています。

マイクロンのLPCAMM2

次世代ノートパソコンは薄型化が進んでおり、メモリはその性能を犠牲にすることなく、薄くなった筐体に収まるようでなければなりません。Micron LPCAMM2の電力効率とスペース効率が従来のDDR5 SODIMMSよりも優れているのはそのためです。低電力設計でバッテリー駆動時間をサポートしつつ、アップグレード可能なモジュールにより、新しいノートパソコンを購入することなく、最大64GBまでのアップグレードや帯域幅の向上を簡単に行うことができ、将来の電子廃棄物を最低限に抑えることもできます。LPCAMM2はLDDR5Xの高い性能を活かすことで、標準的なDDR5 SODIMMより1.34倍速い高速体験を実現し2、ノートパソコン用メモリの新しい基準になっています。また、AI対応パソコンの普及に伴い、メモリの基準も変わり続けています。現代のユーザーはスムーズなワークフローを実現するためのより大きな帯域幅を必要としており、LPCAMM2は、外出先でもノートパソコンにそういった新しい基準を上回る性能を発揮することを求めている専門家、クリエーター、ゲーマーのためのソリューションです。

アップグレード可能なメモリという未来

アップグレード可能なメモリという未来を思うとき、次のフロンティアとして浮かんでくるのはやはり、着脱性と性能向上がシームレスに結びついたLPCAMMです。2024年初頭現在では、消費者向けLPCAMMモジュールは未だ増加途上であるものの、状況の変化は目前に迫っています。LPCAMMを搭載した新しいAI対応ノートパソコンが出現するなか、マイクロンはアップグレード可能な高性能メモリの先陣を切っています。業界のリーダーとして、カスタマイズ可能な高性能メモリソリューションの時代という、来たる変革の時を先導しているのです。それは私たちの日々のコンピューティングのニーズと同じく、変化の激しい時代となるでしょう。こうした動きは、今後数年間で消費者の選択肢が大きく変化することを示唆しており、テクノロジーの世界にアップグレード可能なメモリの新たな基準が生まれると考えられます。

1Micron LPCAMM2分析に基づく。詳細は以下をご覧ください。https://www.micron.com/about/blog/memory/dram/lpcamm2-no-compromise-for-next-gen-laptops
2LPDDR5Xのデータレート(7,500MT/秒)は、DDR5 SODIMMの標準的なデータレート(5,600MT/秒)の1.34倍です。

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