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仮想メモリ - 設定と推奨事項

仮想メモリ(ページファイルとも呼ぶ)は、本質的にはプログラムをアクティブに実行するための物理RAMが不足している場合にOSがハードドライブまたはSSD上に割り当ててRAMとして機能させるブロック領域です。仮想メモリはプログラムが動作を続行できるようにするために追加の「疑似」RAMを提供しますが、HDDおよびSSDのアクセス速度とパフォーマンスは物理RAMよりはるかに低速なため、仮想メモリを多用すると通常は顕著なパフォーマンスの低下が見られます。

Windows®システムの仮想メモリの管理は比較的簡単ですが、たいていの場合は不要です。Windowsはデフォルトで、ユーザーの要件と搭載されているRAMに基づいて応急的に仮想メモリを調整します。搭載されているRAMに基づいてユーザーのニーズを想定し、使用状況が一時的に高負荷になったときは自動調整します。この自動調整により、大量のRAMを実行している状況では占有領域が大きくなります(たとえば、8GBのRAMを搭載したシステムでは、多くの場合、デフォルトで8GBの仮想メモリが設定され、これが16GBにまで増えていく可能性があります)。搭載されているRAM要領で十分足りているのでOSの仮想メモリの機能は不要と思ったユーザーが、ハードドライブやSSD上のOSが使用する容量を減らすために仮想メモリの設定を変更する場合もあります。未使用で「無駄」になっている仮想メモリの容量があれば、特に高コストなSSDストレージの場合には、ユーザーが再利用したいと思うこともあります。ところが、仮想メモリを削減またはゼロにしてドライブの領域を解放すると、仮想メモリを増やす必要が生じた場合にシステムが使用できる容量が制限され、エラーを引き起こしたり、システムが不安定になったりするリスクが生じます。

このメモリの設定は、通常は増やす必要もありません。仮想メモリを増やすことによってプログラムが機能するかどうかが左右されるような場合には、RAMを換装するのが最善の策です。RAMの速度は仮想メモリのパフォーマンスをはるかに上回るからです。専用ハードウェアの向上がもたらすこのメリットに比べれば、仮想メモリではシステムのパフォーマンスは低下します。

この設定を手動で調整する場合はユーザー自身の責任となります。具体的な要件についての確実なガイドラインがある場合に限り行ってください。仮想メモリの割り当て領域が不足していると、プログラムまたはシステム全体に不具合が生じる可能性があります。さらに、古いプログラムはページファイルが存在し、それを使用することを前提に設計されており、構成ミスにより十分な仮想メモリが使用できない場合、個々のプログラムの不具合が生じる可能性があります。

以上の調整の詳細な手順を以下に示します。旧バージョンのWindowsでは多少異なる点がありますが、この機能はWindows XP以降大きく変わっていないので、大部分は適用できます。

  1. [コントロール パネル][システムとセキュリティ]サブメニューの[システム]リンクをクリックするか、スタートメニューで[コンピューター]を右クリックし、[プロパティ]を選択します(Windows 7以前の場合のみ)。下図のようなウィンドウが開きます。

  1. [システムの詳細設定](上図の赤枠で囲まれ、数字の1で示されたリンク)を選択します。[システムのプロパティ]ウィンドウが開きます。

  1. [パフォーマンス]カテゴリーの[設定]ボタン(上図の赤枠で囲まれ、数字の2で示されたボタン)をクリックします。[パフォーマンス オプション]ウィンドウが開きます。
  2. [詳細設定]タブ(赤枠で囲まれ、数字の3で示されたタブ)に移動し、[変更]ボタン(赤枠で囲まれ、数字の4で示されたボタン)をクリックします。[仮想メモリ]ウィンドウ(赤枠で囲まれ、数字の5で示されたタブ)が開き、ここで調整を行うことができます。

[すべてのドライブのページング ファイル サイズを自動的に管理する]を無効にすると、このウィンドウで手動により、サイズまたはサイズ範囲の設定、複数のドライブが存在する場合に領域に割り当てるドライブの指定(ページファイルをセカンダリプラッターのハードドライブに移動することによりSSDの領域を解放するため)、または機能全体の無効化を行うことができます。

自動管理または仮想メモリ機能全体を無効にするユーザーもいますが、Crucialではこの設定を有効のままにしておくことを公式に推奨しています。使用状況に基づいてサイズの縮小を安全に行うことができるという自信があったとしても、この機能を完全に無効にすることは必ずしも安全とはいえません。RAMだけで十分と思われる場合でも、この変更を行うことでソフトウェアの最適化の問題、特にメモリリークの問題が生じてRAMのフットプリントが増大し、やがて不具合が生じるリスクにさらされます。

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